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香りの夕べ
かすかに不思議な香りがした。
いつものように軽く居眠りをしていた俺。
目覚めて気づいたのは・・・見知らぬ誰かの残した香り
不思議な異国の香りと少し苦味と酸味のある・・・その香りはどこまでも甘く・・・甘い・・
華煉が俺を起こさなかったと言うことは、
俺に危害を加える相手ではなかったのだろう。
そして気づく。
いつの間にか俺の枕元に小さな香水瓶
モンレーno.033“ベート” ?
甘い香りが残していった香水は、とても心地よい香りがして・・・・
そんな粋な贈り物を届けてくれた誰かに挨拶をすることが出来なかった・・・・
俺は少し後悔する。
心の中で誰かにつぶやく。
素敵な香りをありがとう。
貴君の香りはこの島の多くの住人に幸せな時間を運ぶことだろう。
この俺がとても心地よいひとときを味わったように。
その後、その粋な相手に無防備な寝顔を見られたらしいと思い当たって
・・・・・俺は赤面した。
焔もつ有翼種より、この島随一の調香師殿へ
疲れた身体を癒してくれる素敵なひとときに心から感謝を。
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