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闇と鎖と一つの焔

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  • 10/30/11:21

ご無沙汰しております。

なんだかご無沙汰です。
最近、不況とやらのせいでネットしている時間が極端に短くなりました。
なので、来期はソロです。とてもPTプレイは出来そうに無い。
闇の翼の皆さんとは来期はメッセ仲間になるとか、地点が近かったらちょっとだけ生産のお手伝いをするとか、そういう緩いお付き合いをしたいなぁと思ってます。
ソロだとなかなかボスにはいけないけど、どうしても行きたくなったら短期募集すればいいよね!
と開き直りました。

で、先期の心残りが一つ有りまして。

マナと華煉のその後はぶっちゃけどうでもいいです。
私の中では斬られた後からエンディングが決まっていたし、
(それもくら~~~いエンディングだったので、)
リセットされるってことは栗鼠神様の思召しってことで書かずに済んで正直ほっとしてます。
やっぱりかわいい自分の子をいじめるのは性にあってない。
二人にはこのまま中途半端にゾンビしててもらおうと思います。

が、そうもいかない上に、どうにも収拾がどうにもつかないのが → です。

沈み行く空の国

という、他人様のキャラを借りて書き出したSS。(・・・・これでShort??)
長いと中だるみしてしまうので、途中から短く、短くとプロットを書き直してもどうにもなりません。
一時期はこれを書くのをあきらめて、そして、文章を書くのもやめてしまおうかとも思ったのですが、約束が有りまして。

新規登録で何かの事故で蹴られない限り、来期は
「文章コミュ」
を作る約束をしてしまったのです。

で、文章コミュ作るのに人様のキャラクターを借りて書いた文章に決着つけないなんてダメでしょう。
書きはじめた以上、どんな形であれ決着はつけねば・・
どうしても文章として書ききれないなら、せめて想定したプロットだけでもダイジェストでざっくり書いてみよう、と。

お借りした皆さん、最後までかけなくてすみません。
どうしてもこれを面白く書けませんでした。
長い話になるのはわかっていたからこそ、キャラクターのはっきりした方々をお借りしたのに、能力が足りませんでした。

・・・こんな人が文章コミュ作って本当にいいのかしら?
後継者を選びなおすなら今のうちですよ>○○さん




※ダイジェストだけでも妙に長そうです。

◆配役
実は今公開されている配役表は火の門の節を超えたら修正することになっていました。
実はこの人はこうだったんだ!・・・という展開にしたかった。

初期配役
太陽:ロウヒさん
月 :フォウトさん
星 :みかんさん
火 :テジマアさん
水 :中盤まで謎な人
地 :バンガンさん
風 :エニシダさん

最終配役
太陽:ロウヒさん
月 :八房(みかんさんの槍)
星 :フォウトさん
火 :テジマアさん
水 :最初に考えたのはぺの人ですが、メイリさんも悩んでた。(結局出てくるところまで書けなかった)
地 :エニシダさん
風 :みかんさん

ひたすら走る人:バンガンさん

敵ボス:白の王と黒の王
ボスの子分:ビビ(白猫)、ワーズワイス(黒猫)
巻き込まれた人:巫女とかその他大勢の島民(レムレスの民)

レムレフの民
一度死んでから仮初の生を受けた民。(かなり腐敗した動く死体)
太陽の下では真の姿を暴かれてしまうため、強力な幻術で自らの姿を異形に歪めている。
太陽の光のささない場所では、死ぬ前の姿を保てる。

が、自らの姿を異形に見せかけている間にこの島のマナの力でその異形の姿のままに固定されてしまう民も出てきており、”人”としての意識を保てなくなるのも時間の問題


◆キーアイテム:
1)神官が持つと光る石
神官の資質を持つ者を判別する石
それぞれの神殿から城につながるゲートの鍵であると同時に、
城からつながる神域に入るための鍵でもある。

2)一般人だけど強い意志(望み)がある人が持つと光る石=空の石
物語中でバンガンさんが拾う石
神官の石とは異なり、手にもった人の意思や思い、願いなどで光る。
この石が光るほどの強い何かをもった者は城への立ち入りが許される。
(神殿ではなく、空の門と呼ばれるゲートから城へ転移する)


◆場所の説明とか
空に浮かぶ島(ラピュタは本当にあったんだ!!って言いたくなりますが)
森や砂地や神殿やレムレフの村があり、島の中央に城が立っている。

レムレフの村:陽の光がささぬよう巨大な岩窟群の中に村を作っている。
洞窟の前には高床式の建物が有るが、これは食べ物を貯蔵するための倉庫で村人はほとんど洞窟の中で過ごす。

神殿:神官たちが管理をする一般の民が祈りを奉げる場

城 :代々の魔法王たちの居城。神域への入り口に立てられた。
城内の塔に神殿への転移の門が有り、神官達は神殿から城を抜けて神域へと向かう。
これは城を建てた王が神官たちが勝手に神託を受けて動くことを恐れたため。

神域:太陽・月・星の神官が神へと祈りを奉げる場所。
城から神域への扉を開けるためには地、水、風、火の神官が石を持って扉の前に空いた穴(鍵穴)に降りる。
四神官たちが鍵穴の中にいる間だけ太陽、月、星の神官は神域へと立ち入れる。
(四神官達はこの間精神攻撃に晒されるため、長時間はもたない)
神域の中で月と星の神官がその身に神をおろし、太陽の神官が神に語りかけ、神は民の願いをかなえる。
神の揮う力は王の揮う力よりも強いため、神官に不審を抱いた王は神と直接つながる太陽、月、星の神官の血脈に連なる者を根絶やしにした。
また、四神官もこの地から追放した。
そのため、王の手に負えない事態が発生した今、王は外部からやってきたものの中にその資質を有する者を求めて、神官の石を島へと投げ込んだ。
その石を拾ったことから物語は始まる。


プロット

一番最初にテジマアさんが石(火のキーアイテム)を拾って最初に空の上に拉致される

※ここからこの話は始まります。
ロウヒさんが石(水のキーアイテム)を拾う

ロウヒさん、バンガンさん、エニシダさん、フォウトさん、みかんさんが空の上に拉致される。
(実はこのときバンガンさんはおまけ。必要だったのはロウヒさん、エニシダさん、フォウトさん、みかんさんとみかんさんの八房)

空の上で全員ばらける。

バンガンさんはロウヒさんを追いかける。(なお、この話中バンガンさんはずっと走って追いかける人という役です)

フォウトさんが「形の無いもの」に目をつけられる。

エニシダさんとフォウトさん合流

ロウヒさんとテジマアさんが出会う

バンガンさんがロウヒさんとテジマアさんに追いつく前にロウヒさんだけ城に拉致される。(このとき落としたマフラーをレムレフの民が拾う)
ロウヒさんの水の石は取り上げられて、地上の島へと落とされる。

単独行動していたみかんさんがロウヒさんのマフラーを持っている怪生物(レムレフの民)とそれを追うビッグエイプを見つけて戦闘に入る

エニシダさんとフォウトさんがみかんさんを見つけて合流
(フォウトさんとみかんさんがお互いの戦闘力量把握)
レムレフの民と接触し、巫女に連れられてレムレスの村にやってくる。

村でエニシダさん、フォウトさん、みかんさん、バンガンさん、テジマアさんが合流
ワーズワイス(黒猫)と巫女にレムレフの民の話、神官の話、王の話などを聞く。
連れてこられた人たちは神官の資質を持つ人たちらしいということがわかる。
ここでテジマアが火のキーアイテムを持っていたので、火の神殿へ向かう

ロウヒさんが城で目覚めてビビ(白猫)に会う。
レムレフの民の巫女を水鏡で見て ”歪められた生” をみる。
※今ここまでアップされている。

火の神殿でバンガンさんに神官の資質が無いことが判明する。
バンガンさん以外が火の門をくぐって城の転移の塔へ移動。
バンガンさんは神官の特性を持っていなかったのでこの門から転移が出来ず、ワーズワイスと共に城への別の門へと走る。

先行した4人は城内の転移の塔内でバンガンさん、ワーズワイスを待つか待たないか考えて、待たずに塔から城の奥へと潜入しようとして翼持つ者と戦闘になる。
この間にいつのまにか巫女が消えて道案内する人が居なくなる。
塔を下まで降りるとそこには鏡の廊下があった。

バンガンさんは空の神殿へ到着。ワーズワイスに言われるまま門をくぐって移動(※1)

鏡の廊下にいる4人(フォウトさん、エニシダさん、みかんさん、テジマアさん)
そこへ突然天井からいくつかの鏡が下りてきて分断される。
周りの壁も開かれて細い廊下と思った場所は一転して巨大な鏡にさえぎられた広間に変わる。
そこは一瞬のうちに巨大な鏡の迷路と化した。
鏡の迷路の中でばらけた4人は戦闘に入る。相手のなかには4人と同じ姿を取った者もおり、鏡にも囲まれて誰が敵で誰が味方かわからなくなる。。

その様子を見てロウヒさんは仲間を助けるために鏡の迷宮に自らも向かう。

みかんさんは野生の勘で鏡の迷路の敵を撃破。ロウヒさんを探す。
テジマアさんはトリックは奇術師の専門ということで一度も騙されず撃破し、一番最初に鏡の迷路を抜け、ロウヒさんと入れ違いに城内へと消えて行った。
エニシダさんはフォウトさんの姿をして近づいてくる敵をあっさりと返り討ち

フォウトさんは鏡に映ったもう一人の自分と戦っている最中に「形の無いもの」に足を掴まれて胸を刺され重傷。
闇に侵食されかけるところをエニシダさんに助け出されるけど意識を失ったままとなる。

少し遅れてやってきた鏡の迷路でロウヒさんは鏡の向こうに影を見て槍を突き刺す。
鏡が割れたその先にいたのはバンガンさん(※2)
バンガンさんの胸はロウヒさんの槍で貫かれていた。(”残酷な死”をみる)
力の抜けたロウヒさんの手から離れた槍を刺したままそのまま後ろに倒れたバンガンさんは床の穴から城の闇に落ちて行く
呆然としてあとを追って穴を落ちようとしたロウヒさんを見つけたみかんさんが引き止める。

テジマアさんは一人城の中 単独で行動する影を見つけて後をつける。

茫然自失して抜け殻になったようなロウヒさんを庇いながら、みかんさんは城を守る兵士と戦闘中。
ロウヒさんを庇って後ろから刺されされそうになった時に駆けつけたエニシダさんの吹き矢で助けられる。
(ロウヒさん、みかんさん、エニシダさん、フォウトさん合流)

城の中の倉庫のような部屋に隠れてエニシダさんとみかんさんはここまでの互いの情報交換。
(廊下ではバタバタと兵士が走り回る音が聞こえる)
フォウトさんはずっと眠ったまま。ロウヒさんは視線が虚ろ。

ふとしたことで八房がフォウトさんに触れると、フォウトさんが覚醒。
八房を握り締め何か呟くと急に廊下が沈黙する。
エニシダさんが部屋の外を見ると、彼らを追い回していた兵士が消えている。

フォウトさんが八房を持ったまま何かを呟きながら移動し始める。
どうすることもできなくて、全員移動
(ロウヒさんはまだ自失中。みかんさんは八房をフォウトさんに握られているので廊下で兵士が落としたと思われる槍を拾う)
城の中心部と思われる玉座の間にやってくる。

誰もいない玉座の間に突然氷の柱が降ってくる。
中には鏡の間から闇に落ちたはずのバンガンさんが胸に槍の突き刺さったまま氷漬けにされていた。
絶叫を上げて氷に駆け寄るロウヒさんに声がかかる。
「ようこそ。我らの太陽」
誰もいなかったはずの玉座に二人の男が姿を現す。

二人の王が何か語りかけようとするが、ロウヒさんは氷をひたすら叩いて号泣しているし、
フォウトさんは八房を握ったまま目は虚ろ
みかんさんとエニシダさんは臨戦体勢。
まともに話が出来ないと見た王は、
「神域への扉の前で待つ」
と言い残して消える。と同時に氷の柱も消え去った。

王と入れ違うように玉座の間に飛び込んできた白猫のビビの案内で神域への扉の前までやってくるが、そこに王はいない。
ビビが呼びかけると虚空から声が帰ってくる。
「2人足りない。しばし待て」
そして待つ間の座興として、王はこの国の話を始める。

この島に昔、小さな国があった。
その国は7人の神官の守りを受けて穏やかに暮らしていた。
その国に大きな魔力をもった赤子が生まれた。
やがて魔力を使って民のために尽くしたその子は王となり、この国は王と神官に守られ栄えた。
王は民を愛し、民は王を慕い、神官は王を支え、王は神官を頼りにし、民は神官を敬っていた。
しかし、何代か年を重ねて行く中で、王は絶大な力を揮う神官を恐れるようになった。
そして、天の虐殺と呼ばれる惨事がおき、太陽の神官達は全員殺されてしまった。
四神官も殺されてしまい、民は王の魔法により記憶を改ざんされ、この国は「王国」となった。
(レムレフの民は記憶の改ざんにより、神官は死に絶えたとおもわされているが、魂の深いところに刻まれた記憶が残っていて、王の呪いで死んだという噂が流れた)

王が単独で治めるようになってから、また数百年、数代の時が流れ、
ある年、大きな地震が有り、神官を失った民の声は天に届かず、国の民はすべて死に絶えてしまった。
残ったのは強い魔力を持った王のみ。
王はずっと自らの民を救えなかったことを悔やんで悔やんで悔やみ続けた。
数十年、数百年、たった一人で孤独に耐えながらなおも悔やみ続けた。
神官たちさえいてくれれば・・・・と(※3)

あるとき王が気づくと島に異様な力が漲っていた。
死んだものは生き返り、生けるものは狂うか異形と化す。
レムレフの民も生き返り、そのまま力を受けて異形と化そうとしていた。
王は力を揮い、城とレムレフの村の周辺の土地を島から分断し、空へと高く打ち上げた。

マナと呼ばれる力の影響を退けた王は、復活したレムレフの民の様子を見て愕然とする。
彼らは朽ちた体そのままに生き返ったリビングデッドと化していた。
中には自らの姿を見て命を断とうとしたものもいたが、すでに死んだその命を再び断つことは出来なかった。
死ねない恐怖が民を蝕もうとする中、王は再び記憶の改ざんを行った。
神官の血を引く数名の巫女だけは記憶を改ざんすることがかなわなかったが、多くの民は眠りにつき、そして再び目覚めた時には今のレムレフの民となっていた。

闇の中では強力な幻術で人の姿に見せかけられる人々。
そしてその幻術の効き目を弱める太陽の光の下では全くの異形と化す魔法をかけられた。あまりにも異形でリビングデッドである自分達を思い出すこともない。

パニックは収まり、まやかしの平和な日々が訪れる。
だが、王もそして記憶を持つ巫女達もこのままで良いとは思っていなかった。
この不自然な状態から正しい姿へ。

ここで気づく

正しい姿とは?

昼も夜も人の姿を取れるようになることか?
それとも一度死んだもの達は再び眠りにつくことか?

その疑問は数百年孤独で過ごした王の魂を揺るがせた。
王は民との連絡を断ち、門を封じて城に閉じこもるようになる。

島に満ち溢れていたマナが影響したのかもしれない。
閉じこもったまま王は心も体も分離する。

死者は再び眠りにつくべきと考える白の王
仮初の生の中で元の生に戻ることを模索する黒の王

両者の争いは拮抗し、時が過ぎる中でレムレフの民にまたしても異変が起こる。
リビングデッドであることを思い出さないようにするために与えられた異形の姿。
だが、姿は人の本質を蝕む。
異形の心と化し、闇の中でも人に戻らず、村にも戻らない異形の者が出始めた。
もはや一刻の猶予もならない。

そんなときに・・・・・・下の島では奇妙なことが起こっていた。
島の外から多くの人間がやってきた。
彼らは遺跡の中で採掘をしているように見える。
その中に神官の資質を有する者が何人かいることに王は気づいた。

互いに拮抗する王の力
長く戦うことを許されない民の異形化

二人の王は決意する。
例えどんな結果になろうと構わない。
7人の神官の力を持つ者を空に招き、神へと対峙させよう。
歪んだ生と残酷な死の両方を知った神官に運命を委ねよう。

王は何百年もの間封じていた7つの石を下の島にばらまき、そして虚空から賢者の魂を呼び出し、もっともマナの影響を受けていない2匹の猫を器として甦らせた。

白の王は呼び出したビビと名乗った白猫に告げる。
「神と対話する太陽の神官に”歪な生”を与えて欲しい。その恐ろしい運命がもたらす悲劇から神官が”いびつな生よりも安らかな眠り”を決意してくれるように。」

黒の王は呼び出したワーズワイスと名乗った黒猫に告げる。
「神と対話する太陽の神官に”残酷な死”を与えて欲しい。その恐ろしい欠落感に神官が”歪んでいても生きること”の重要さを知ってくれるように。」

そして、彼らはそれに従う。
ビビはレムレフの巫女の姿を水鏡で見せることで、歪な生から、言いようの無い冒涜をロウヒに感じさせた。
ワーズワイスは絶妙なタイミングでバンガンをロウヒの前に導くことで、親しい人の死という絶望をロウヒに感じさせた。

「そうして、そなたは我らの望む”生”と”死”の辛さを知る太陽の神官となった。
彼女が我らの救済者になるのか、我らの死神になるのか、それはわからない。
だが、彼女が選んだ道に我らは従う。
彼女が道を選んでくれたら・・・・・・・・・・君たち全員を下の島に戻すことを約束しよう。」

王の勝手な物言いに怒る一同は王のいいなりになることを拒否し、ロウヒさんはバンガンさんの仇敵としてみかんさんの持っていた槍を借りて王に挑む。
しかし、王は他にも太陽の資質を持つ者は数名居るとして挑んできたロウヒさんに力を揮ってその場から消える。

王の残した力は肉を斬りさくまで止まらない追尾型の刃
全員で打ち返そうとするが、刃の勢いは止まらない。

その場に現れたレムレフの巫女がその刃の前に身を投げ出す。
腐肉を切り裂いた刃はその場から消える。
リビングデッドである巫女は刃が刺さっても死ぬことは無い。
王のことは許せないかもしれないが、この呪われた生から私達を解放して欲しいと懇願する。
そして、
「神に祈れば貴女の大事な人を偽りの生ではなく本当に生き返らせることが出来るかもしれません。」
と告げる。

それを聞いてもエニシダさんはフォウトさんが普通じゃないので神域に行かせることに反対するが、そのとき、城と大地が揺れて王は島をさらに高く浮上させようとする。
(ご都合主義っぽいけど、)テジマアと水の神官が上から落ちてきて、それを避けた時にエニシダさんは地の鍵穴に落ちてしまう。

残る神官3人(テジマア、みかんさん、水の人)はビビに指示されるまま鍵穴に降りる。
4人が鍵穴に下りたとき神域の扉が開く。

八房をもったフォウトさんとロウヒさんが神域に入ると、フォウトさんにとりついていた闇が駆逐され、一瞬空っぽになったフォウトさんに神が降りる。

「何を望む?」
と(八房を掲げ、フォウトさんの体を借りた)神が問いかける。
ロウヒさんが応える
「私は・・・・・」

次の瞬間、空の島が崩壊する。

城が崩れる中、みかんさんが意識を失ったフォウトさんを見つけて八房を取り上げ城外へと走る
八房を放した瞬間に戻ったフォウトさんが崩れかかるところをエニシダさんが見つけて、支えあいながら二人で走る。
テジマアと水の神官も走り去るがロウヒさんだけが見当たらない。

レムレフの民の体は一斉に地へと還り、魂は天へと還る。
実は(※3)の時点で孤独の中死んでいた王の魂は、愛した民と共に天に還る。

一人、城内で呆けていたロウヒさんの足元が崩れる。
このまま落ちてもいいかなと思っていたロウヒさんの腕に触手が巻きつく
(この触手は猛毒な気がしなくも無いけど、きっと服の上から巻きついたんだよ!)
上を見るとそこにいたのはバンガンさん

ビビが氷漬けになった槍の刺さったバンガンさんの体を氷から取り出し、
「本当に不器用だね・・・・。でもようやく私達も解放されるみたいだよ。」
と呟く。その目の前で串刺しになったバンガンさんが姿を変える。
そこにいたのは槍で串刺しになった黒猫ワーズワイス。

実は(※1)のタイミングでワーズワイスは自分だけ城に転移してバンガンさんに化けて、バンガンさんは城の最下層の牢屋に転移させていた。
(※2)のタイミングで刺されたバンガンさんは実はワーズワイスが化けたバンガンさんで、本当のバンガンさんは城の牢屋を抜け出して、ずっと城の中を走り回ってロウヒさんを探していた。

ワーズワイスの魂が天に昇るのを見送ったビビは最後の魂の力を使って全員を下の島に転移させ、
「もう召喚されるのはこりごり」
と言い残すと消えていく。

気づくとそこは元いた古い修道院のそば
空を埋め尽くす流星群
バンガンさんがロウヒさんにマフラーを返して、何をお願いしたのかを聞く。
ロウヒさんは内緒と応える。

何も語らないけどフォウトさんは憶えていた。ロウヒさんが望んだのは
「この島にいるみんなの願いを叶えて欲しい」
ただそれだけ。
ただそれだけのことでレムレフの民は滅び、さらわれた者達は全員無事に下の島に戻ってこれた。
歪な生に生きていた者達は心の底では自らの正しい姿を知っていた。
すべての事象があるべき姿に戻っただけ。



以上が ”大雑把な”プロットで、それにいろいろディテールを付け足すはずだったけど、断念。

この話は、最初はみかんさんのSS「名もなき島」を書いた時に、
みかんさんがピンチに落ちいるという想定でSSを書いて・・・・書いた後に
「みかんさんがピンチに陥るってどういう事態?」
と考えはじめて・・・・

槍を持ってない

槍はどうした?

誰かに貸した。

誰に?

・・・・ロウヒさん?

これがスタート。

でも、ちょっとやそっとのピンチだったら、ロウヒさんに槍を貸すより、みかんさんが槍を揮う方が強いのでロウヒさんが槍を持っていてみかんさんが槍を持ってなくてピンチって考えられない。
とするとロウヒさんはみかんさんと離れていて、なおかつ八房を貸さないといけない理由があった。

これと、沈み行く空の国というタイトルから いくつかのシーンがぶわっと頭の中に出てきまして。

例えば
・ロウヒさんに串刺しにされるバンガンさん
・槍をささげ持って神が降りた状態のフォウトさん
・フォウトさんの幻影を倒すエニシダさん
・闇に好まれ、狙われるフォウトさん
・対立する黒の王と白の王 その部下の翼ある黒猫と翼ある白猫
・八房を手放して危機に陥り必死で隠れるみかんさん
・落ちそうになるロウヒさんをそれを触手で捕まえるバンガンさん
・鏡の迷宮
・城の水鏡
などなど・・・・
(テジマアさんは鏡の迷宮やいくつかのトリックを思いついたあとに、この話なら奇術師が欲しいと思って追加されたので、最初はいなかった)

思いついた時には書ききれると思っていたんですが(だから、公開に踏み切ったのですが)、あまりにも思いついたシーンが多く、それを読ませ続けさせるだけの文章力、表現力が無い。
書けば書くほど 「ただ長いだけ」 の話となり、楽しく読ませたり、楽しく書ける文章にならないので、書くのが重荷になってしまいました。

来期になるとキャラクターを変える方がほとんどのようですし、現時点でこの話は執筆断念としたいと思います。

本当にお借りした皆さんすみませんでした。
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