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403
「?なんだ?」
ティル坊とセレ兄の様子がおかしい。
何かこそこそして2人で話し合っている。
「何か面白いことでも?」
と声をかけると2人してあわててバタバタと何かを隠す。
「なんでもない!なんでもないよ」
「ああ、大したことはない」
・・・・・・・・・へたくそな演技
ストレートに問い詰めようと思った。
2人が必死になって隠そうとしているので、余計に問い詰めてやろうと思った。
だがそのとき邪魔が入った。
「サグラドはん、いらっしゃる~?」
誰かが尋ねてきたらしい。
舌打ちしてその場を離れ・・・・・・・すっかり忘れていた。
ティル坊とセレ兄の様子がまたおかしい。
そういえば、少し前にも同じようなことがあったのに、聞き損ねていた。
今度こそ2人を問い詰めようと思った。
「何を2人でこそこそと・・」
「危ない!!」
突然後方から歩行小岩が襲い掛かってきた。
「ちぃ!」
──────ぶっ飛ばしてやる!!
そのまま戦闘が始まり・・・・・またも忘れてしまった。
ティル坊とセレ兄の様子がまたおかしい。
今度はふたりで何やら目配せしあっている。
どっちが先に切り出すか押し付けあっているような感じだ。
こういうすっきりしない空気はイライラする。
「ふたりとも私に何か隠してないか?」
問い詰めると二人そろって首を横に振る。
「そんなことないよ」
「隠し事などするわけないじゃないか」
またしてもへたくそな演技。目を見ればバレバレなんだよ。
「あのな・・・」
「あれ?ラズさんだ」
振り返ると旧知の友人がそこに立っている。
遺跡を別々に歩んでいると滅多に会えない。
そんな彼女が来てくれたのに、いつも一緒のPMを責める余裕などない。
またしても、機を逸してしまった。
ティル坊とセレ兄の様子が今日もおかしい。
今日こそは2人にちゃんと話をしよう。
そうおもって私が口を開く前に・・・
「見せたい物があるんだ。」
ティル坊が切り出した。どうやら2人も私に話す気になったらしい。
今まで2人がこそこそ隠していたもの。
上等!見せてもらおうじゃないの!
・・・・見せてもらった。
2人が隠していたもの。
「ティル坊が一生懸命作ったんだ。俺も少し手伝ったけどな」
「どう?」
この2人どこまで本気なんだ。
これはネタか?
あたしは怒るべきなのか?
2人から・・・というか主にはティル坊からのプレゼント。
よくよくみるとティル坊の指は絆創膏でいっぱいだ。
きっと慣れない作業で手をいっぱい怪我したんだろう。
それだけ見ていると、とてもからかうためにやったとは思えない。
だが・・・・・
ハート柄でひらひらのレースがついたピンクのエプロンを眺めながら、あたしは絶句した。
十三人目のお題「演技」 403 ペリィト・サグラド
ティル坊とセレ兄の様子がおかしい。
何かこそこそして2人で話し合っている。
「何か面白いことでも?」
と声をかけると2人してあわててバタバタと何かを隠す。
「なんでもない!なんでもないよ」
「ああ、大したことはない」
・・・・・・・・・へたくそな演技
ストレートに問い詰めようと思った。
2人が必死になって隠そうとしているので、余計に問い詰めてやろうと思った。
だがそのとき邪魔が入った。
「サグラドはん、いらっしゃる~?」
誰かが尋ねてきたらしい。
舌打ちしてその場を離れ・・・・・・・すっかり忘れていた。
ティル坊とセレ兄の様子がまたおかしい。
そういえば、少し前にも同じようなことがあったのに、聞き損ねていた。
今度こそ2人を問い詰めようと思った。
「何を2人でこそこそと・・」
「危ない!!」
突然後方から歩行小岩が襲い掛かってきた。
「ちぃ!」
──────ぶっ飛ばしてやる!!
そのまま戦闘が始まり・・・・・またも忘れてしまった。
ティル坊とセレ兄の様子がまたおかしい。
今度はふたりで何やら目配せしあっている。
どっちが先に切り出すか押し付けあっているような感じだ。
こういうすっきりしない空気はイライラする。
「ふたりとも私に何か隠してないか?」
問い詰めると二人そろって首を横に振る。
「そんなことないよ」
「隠し事などするわけないじゃないか」
またしてもへたくそな演技。目を見ればバレバレなんだよ。
「あのな・・・」
「あれ?ラズさんだ」
振り返ると旧知の友人がそこに立っている。
遺跡を別々に歩んでいると滅多に会えない。
そんな彼女が来てくれたのに、いつも一緒のPMを責める余裕などない。
またしても、機を逸してしまった。
ティル坊とセレ兄の様子が今日もおかしい。
今日こそは2人にちゃんと話をしよう。
そうおもって私が口を開く前に・・・
「見せたい物があるんだ。」
ティル坊が切り出した。どうやら2人も私に話す気になったらしい。
今まで2人がこそこそ隠していたもの。
上等!見せてもらおうじゃないの!
・・・・見せてもらった。
2人が隠していたもの。
「ティル坊が一生懸命作ったんだ。俺も少し手伝ったけどな」
「どう?」
この2人どこまで本気なんだ。
これはネタか?
あたしは怒るべきなのか?
2人から・・・というか主にはティル坊からのプレゼント。
よくよくみるとティル坊の指は絆創膏でいっぱいだ。
きっと慣れない作業で手をいっぱい怪我したんだろう。
それだけ見ていると、とてもからかうためにやったとは思えない。
だが・・・・・
ハート柄でひらひらのレースがついたピンクのエプロンを眺めながら、あたしは絶句した。
十三人目のお題「演技」 403 ペリィト・サグラド
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