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暇だよね
暇になるとやること・・・
毎度おなじみVOID様に直行
なんか雪の御題があるよ。7番とか読めないんだけど。
1.初雪
2.細雪
3.垂り雪
4.友待つ雪
5.雪明り
6.牡丹雪
7.衾雪
8.音もなく降る
9.雪の果て
10.空に知られぬ雪
でも、これがいい。この前初雪で書いたからぴったりだ。
じゃあ、続き行ってみようかな。書ける所まで。
ちょうどレンタル宣言でいろいろ整備されているしね。
開始時間 16:15 一見のイメージで強引に書いてみますか。
タイトル 「細雪」
さらさらと小さな雪が舞う。
降るというよりも舞うというほうが正しいような・・・・さらさらとした雪
天を見上げて、白蓮は少し震えた。
巫女装束では少し寒い。
この島にも冬がやってきたのだ。
「寒いなら中に入ればいいのに」
そういう水人さんは、この程度の雪ではまったく寒さを感じていないみたい。
「僕を誰だと思ってるの?」
そうですわね。
水人さんにとっては雪などたいしたことないに決まっていましたわ。
この初冬になっても半そでに半ズボン・・・
「・・・・見ているほうが寒いぐらいですわ」
「何?何かいった?」
いいえ、なんでもありませんの・・・・と答えながらも震える体。
「くしゅん」
思わず出た小さなくしゃみ。
舞い降りる雪と共に少しずつ少しずつ寒くなっていく。
「でも遺跡内に戻れば、また暖かな砂地や暖かい平原が広がっているはずですわ。
そうそう。
温泉もあるみたいですし。楽しみですわね。」
そんなことをつぶやきながら、ふと水人さんの方を見るとなんだか少し不機嫌なようですの。
「どうかなさいましたの?きゃっ!」
「これでもかぶって!風邪引いちゃうよ。」
いきなり水人さんが投げつけてきたもの・・・
それは、暖かそうな真っ白いマント。
どこで手に入れてこられたのかしら?とてもふわふわで暖かそう。
「これ、どうなさいましたの?」
「・・・・内緒」
「内緒って・・・・水人さん、まさか・・・」
「違うよ!盗んだり悪いことしたわけじゃないよ!ちょっとしたアルバイトで手に入れただけ!」
そうですの??
まだ納得したわけではないですけど・・・・暖かそう。
結局、マントの肌触りのよさに負けて白蓮はそっとマントを羽織った。
やわらかくて暖かくてとてもいい気持ち。
「水人さん、どうもありがとう」
お礼をいうと水人さんは 放っておくと風邪引いて足手まといになるからなー なんて言いながら、背を向けてしまいましたの。
でも、後ろからみても耳が真っ赤。
照れてらっしゃるのね。
なんだか、心まで温かくなりましたの。
ふんわりと白蓮は微笑んだ。
まさか・・・あのバイトでここまで寒くなるとは思わなかったな。
水人さんが引き受けたバイトは、温泉地に雪を降らせること。
水の形を変えて空へと押し上げ、雪雲を作り、そこからさらさらと雪を降らせるようにした。
雨にならないようにするためには、周囲の熱を奪うことも必要で・・・。
白蓮は気づかなかったけど、水人さんの体は周囲の熱を吸って少しぽかぽか。
マントがあんなに暖かかったのも、水人さんの体が今は湯たんぽ状態だったから。
白蓮がそれに気づくのは、もう少し経ったあと。
さらさらと舞い散る細雪
冷たい初冬にほんの一瞬・・・・・ぽかぽかと暖かい御伽噺。
お借りした方:姫榊 白蓮(77)様
選んだカテゴリ:髪の色が白
毎度おなじみVOID様に直行
なんか雪の御題があるよ。7番とか読めないんだけど。
1.初雪
2.細雪
3.垂り雪
4.友待つ雪
5.雪明り
6.牡丹雪
7.衾雪
8.音もなく降る
9.雪の果て
10.空に知られぬ雪
でも、これがいい。この前初雪で書いたからぴったりだ。
じゃあ、続き行ってみようかな。書ける所まで。
ちょうどレンタル宣言でいろいろ整備されているしね。
開始時間 16:15 一見のイメージで強引に書いてみますか。
タイトル 「細雪」
さらさらと小さな雪が舞う。
降るというよりも舞うというほうが正しいような・・・・さらさらとした雪
天を見上げて、白蓮は少し震えた。
巫女装束では少し寒い。
この島にも冬がやってきたのだ。
「寒いなら中に入ればいいのに」
そういう水人さんは、この程度の雪ではまったく寒さを感じていないみたい。
「僕を誰だと思ってるの?」
そうですわね。
水人さんにとっては雪などたいしたことないに決まっていましたわ。
この初冬になっても半そでに半ズボン・・・
「・・・・見ているほうが寒いぐらいですわ」
「何?何かいった?」
いいえ、なんでもありませんの・・・・と答えながらも震える体。
「くしゅん」
思わず出た小さなくしゃみ。
舞い降りる雪と共に少しずつ少しずつ寒くなっていく。
「でも遺跡内に戻れば、また暖かな砂地や暖かい平原が広がっているはずですわ。
そうそう。
温泉もあるみたいですし。楽しみですわね。」
そんなことをつぶやきながら、ふと水人さんの方を見るとなんだか少し不機嫌なようですの。
「どうかなさいましたの?きゃっ!」
「これでもかぶって!風邪引いちゃうよ。」
いきなり水人さんが投げつけてきたもの・・・
それは、暖かそうな真っ白いマント。
どこで手に入れてこられたのかしら?とてもふわふわで暖かそう。
「これ、どうなさいましたの?」
「・・・・内緒」
「内緒って・・・・水人さん、まさか・・・」
「違うよ!盗んだり悪いことしたわけじゃないよ!ちょっとしたアルバイトで手に入れただけ!」
そうですの??
まだ納得したわけではないですけど・・・・暖かそう。
結局、マントの肌触りのよさに負けて白蓮はそっとマントを羽織った。
やわらかくて暖かくてとてもいい気持ち。
「水人さん、どうもありがとう」
お礼をいうと水人さんは 放っておくと風邪引いて足手まといになるからなー なんて言いながら、背を向けてしまいましたの。
でも、後ろからみても耳が真っ赤。
照れてらっしゃるのね。
なんだか、心まで温かくなりましたの。
ふんわりと白蓮は微笑んだ。
まさか・・・あのバイトでここまで寒くなるとは思わなかったな。
水人さんが引き受けたバイトは、温泉地に雪を降らせること。
水の形を変えて空へと押し上げ、雪雲を作り、そこからさらさらと雪を降らせるようにした。
雨にならないようにするためには、周囲の熱を奪うことも必要で・・・。
白蓮は気づかなかったけど、水人さんの体は周囲の熱を吸って少しぽかぽか。
マントがあんなに暖かかったのも、水人さんの体が今は湯たんぽ状態だったから。
白蓮がそれに気づくのは、もう少し経ったあと。
さらさらと舞い散る細雪
冷たい初冬にほんの一瞬・・・・・ぽかぽかと暖かい御伽噺。
お借りした方:姫榊 白蓮(77)様
選んだカテゴリ:髪の色が白
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