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diary of the 10th day
こんばんは 華煉です。
もう1人のマナから伝言です。
今日の日記は、こちらのお題を意識したそうです。
Summer Vacationとどちらにするか悩んだようですが、人の多い砂浜で火を撒き散らすのはうっとおしいからやめたそうです。
ただ、夜の部は文章で参加できるか悩んでいるらしく、ひょっとしたら数名の方をレンタルするかもしれません。
ここはいつもの華煉の場所。
一時期俺が不甲斐なかったばっかりに華煉が潔斎を行ったため薄れた絆も、今はだいぶ戻ってきているらしい。
華煉が言うには俺が寝ついてから華煉の元に来るまでの速度が少しずつ速くなって、雑魚では俺を補足出来ないようになっているようだ。
そのためか、一時期やつれていた華煉の顔色はだいぶよくなってきたし、笑顔も増えてきた。
「ねぇ、マナ。今日はね、東方の暦で節句と呼ばれる季節の節目だそうよ。」
「ほう」
「節句は一月七日の人日の節句。三月三日の上巳の節句 これは別名 桃の節句とも言うの。それから、五月五日の端午の節句、これは菖蒲の節句とも言うわね。それと、七月七日の七夕の節句。九月九日の重陽の節句、これは菊の節句ともいうらしくて、年に5回あるらしいの。他にも当方の暦では節分とかいろんな行事があるらしいの。」
「ふぅん。面白い物だな。東方の風習は。」
「でしょ。それでね、七夕にはとっても綺麗で哀しい伝説があるのよ。」
そういうと華煉は織姫と彦星の話をしてくれた。
「年に一度しか会えないのか。それは寂しいな。」
「でしょ。天の川にさえぎられているなんて・・・。星をうらみたくなるでしょうね。」
会いたいときに会えない二人か・・・。
そこまで考えてふと気がついた。
会いたいときに会えないのは華煉も同じだ。
俺は眠りにつけばいつでも会える。
だが、華煉は俺に会いたくても会えない。
逆に華煉が俺に会いたくないと思っていても、俺を守護しないといけないから、華煉は俺を目にしないわけにはいかない。
(あとで聞いたのだが、華煉の潔斎中も俺が眠ったあとは俺を守護するための軽い結界は張っていたらしい。だから、俺から華煉は見えなくても、華煉は俺を見ていたわけだ)
俺と華煉は愛し合っているわけではないが、例え誰であっても会いたいときに会えないというのは辛いものだろう。
俺は華煉に対してとびきり甘いと思ってはいるが、今日はいつも以上に華煉を甘やかしたい気分になっていた。
「なぁ、華煉」
「なぁに?」
「七夕の時はどんなことをするんだ?贈り物をするとか、ご馳走を作って食べるとか、何かお祭りっぽいことでもするのか?」
「マナ、お祭りと言うのはね、ただ楽しめばいいものではなく、そこには何かの祈りが伴っているものなの。東方の節句は季節の節目。七夕は七月七日だけど、それは東方の暦でのこと。私たちが普段使っている暦でいうと八月中旬に当たるの。七夕というのは本来、夏と秋の節目に当たる行事なのよ」
「へぇ、暦がずれているのか。秋の始まりね。といっても何かをするんだろう?」
「そうね、笹を飾ったりするわ。笹と言うのは小型の竹のようなものよ。それに色とりどりの短冊に願い事を書いてつるすの。」
「短冊?」
「短冊と言うのはね。東方の和歌を書き記す縦長の紙のことよ。東方の和歌は三十一(みそひと)文字・・つまり31文字で表現するの。なかなか風流な物よ。文字数が多くないから・・・そうね・・・このぐらいの大きさかしら?」
華煉は指先から焔を出すとそれを並べて四角い形をかたどった。
「このぐらいの紙に願い事を書いて笹につるすのか?」
「そう。色とりどりの紙に書くとなかなか綺麗なものよ。やってみる?」
というと華煉はどこからともなく一本の木の枝を取り出した。
「こんなものどうしたんだ?」
「ちょっと知り合いの地霊さんにもらったの。その代わりに綺麗な炎の出る花火を作ってあげてね。相手も喜んでいたから大丈夫。」
「そうか。」
「それにね・・・・あのね・・・どうしてもマナと七夕してみたかったから。」
そういうと華煉は真っ赤になってしまった。
きっと、七夕の話をしたときから、これがしたかったんだろう。
あまりにもほほえましくて、思わず声を出して笑いそうになったが、ここで笑うときっと華煉はすねてしまうだろう。俺は笑いをこらえて出来るだけ普通に話しかけた。
「そうか。じゃあ、やってみようか。」
「うん!」
煌くような華煉の笑顔。
これだけで十分だ。
「短冊と言うのはあるのか?」
「はい、これ。好きなのを選んでね。」
・・・・きっと、楽しみにしていたのだろう。
華煉が出してきた箱の中には糸のついた色とりどりの紙がたくさん入っていた。
どんな思いでこれを用意していたんだろう。
七月七日に俺が眠るとは限らないのに・・・。
それでも俺と七夕らしいことをしてみたくて、一生懸命用意したんだろう。
「本当は一人一枚ぐらいにして大勢で飾るんだけど、今日は特別に1人で何枚でも書きましょう」
それを聞いて、俺はその中から黄丹色の紙と瑠璃色の紙と浅黄色の紙を取り出した。
「願い事を書けばいいんだな。」
「うん。」
俺の願い事。
最初に浅黄色の紙
「闇の翼メンバーが全員無事に遺跡を探検できるように」
次に瑠璃色の紙
「すべての火喰い鳥の民が幸せでありますように」
最後に黄丹色の紙
赤に少し黄色が混じったような色、俺の翼を連想させる色に一番大事なことを書こう。
一瞬悩んだ。
悩んだ内容は二つ。
一つは「いつか素敵な女性に出会って、幸せな家庭を築けますように。」
だが・・・俺はもう一つの願い事を書くことにした。
俺はさらさらと書くと三枚の短冊を笹と呼ばれる一枝に結びつけた。
笹の葉は細く、鋭く、ふと気づくと俺の手の甲にうっすらと血がにじんでいた。
どうやら葉で切ってしまったらしい。
それに気づいた華煉が短冊に願い事を書くのを中断して、俺の甲にそっと口づける。
傷はあっという間に癒された。
傷を癒した華煉がふと俺のつるした短冊に目を向ける。
そして、とてもうれしそうに微笑んだ。
そこにはこう書いてあった。
「俺と華煉がいつまでも共に歩んでいけますように。」
と。
【パーティメッセージ】
おさる(1041)「ハムスター! 蟻や蜥蜴なんかよりあれを捕まえるウキャ!!」
おさる(1041)「あれのお腹にモフモフしたいっキャ!!!」
【つぶやき】
マナ「(今日のマナは寝起きのようだ・・・ぼーーっとしている)」
マナ「(いや・・・どうやら眠りが足りないらしい。イベントを続けている周りの喧騒に圧倒されているのだろう)」
マナ「(マナは一言も出ない。とにかく眠いようだ)」
アハト(55)からのメッセージ:
アハト「マナさんって調味料を自作しているのか。俺の場合は調味料は遺跡外に出た時にまとめ買いするだけなんだけど。」
アハト「うーん、俺も少し見習ってみるかな。調理当番として、少しでも美味しい物を作りたいですしね。」
メイリ(292)からのメッセージ:
メイリ「流してなんかないさ。だって本当のことだもの?(フフ、と笑って)」
メイリ「お姫様の…?フフ、マナさんってば意外とロマンチストだね。そうだね、もしかしたら起きるかもしれないけど…カウルにとってのお姫様って一体誰なんだろうね?」
テジマア(666)からのメッセージ:
テジマア「ああっ!勿論だぞ、色はまっすぐに人の目に飛び込んで、視覚を支配してしまうのだからな!」
テジマア「それでそれで、テジマアはテジマアに一つの印象を強くもって欲しくないから虹色なんだっ!」
テジマア「お前さんの真っ赤は、攻撃的なイメージを受けるんだがな。話してみるとそうでもないなっ!」
シヴェル(887)からのメッセージ:
シヴェル「はは・・・感謝しますよ。 でも、召還獣の研究が忙しくて・・・ 一応、之でも「世界召還獣協会」の学者なので・・・(汗」
シヴェル「ええっとですね・・・ あの後、何とか距離をとって。 一日中攻防戦を展開しておりましたぞ。」
シヴェル「私の魔力蓄積量は、ルイとシェイドの倍近くあるんですが・・・ 多数に無勢。 防戦一方でしたねぇ・・・」
シヴェル「最終的には・・・ 私の結界を9回潰された所で、二人の魔力が底に尽きましたから・・・ 引き分けですかね。 その後の処理が大変でした・・・」
みにべあ(1017)からのメッセージ:
みにべあ「荷物も俺がもってて招待状も入っていた・・・ってところだな。どうやら迎えに行く船もないようだ。」
みにべあ「むむ、マナ、なんかいい匂いがするぞ。」
いっちー♪(1045)からのメッセージ:
いっちー♪「ぷっぷすぷー!マナくん意外と純情!(死)ほれほれ、そんなに赤くならんでもええのでおじゃるよ!」
いっちー♪「料理教室も楽しそうだよねー。意外と女性陣料理できなさそうだし(マテヤ)」
いっちー♪「うん、折角だし皆集めてしてみようよー!笑」
いっちー♪(1045)からのメッセージ:
いっちー♪「(視線に気づく)なんじゃ!見つめてもええもんでてけーへんで!(笑)」
いっちー♪「マナくんの料理の技術を盗めばうちもどどーんとエエもん作れるはずやな。ウキウキ♪」
ハーカ(1410)からのメッセージ:
ハーカ「…なんか、ぽやぽやしてた。料理、大変、ね(右から左の典型)」
ハーカ「でも、美味しそう。食べて、大きく、なりたいな」
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