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153
いつも見る夢
それは過去の不幸な記憶
はっとして飛び起きる。
全身に冷や汗をかいている。
もう何度こういう夜を過ごしたことだろう。
だが、凄惨な過去は記憶からなくなってくれない。
この肌と髪の色が元に戻らないように・・・・
もう眠るつもりはなかった。
らぜはベッドから降りると同行者達を起こさないようにそっと部屋から抜け出した。
外に出たとき予感がした。
こういう唐突な予感は当たりやすい。
少し気分がよくなった。
───────今日はきっと素敵な闇鍋が出来そう。
パーティメンバーが起きる頃にはすっかりあたりには怪しげな匂い。
美味そうなのか美味くなさそうなのかよくわからない。
まさしく闇鍋中の闇鍋。
こんな素敵な鍋が作れたんだから、悪夢で飛び起きるのもたまには悪くないわね。
でも・・・・もう少しいい夢が見たいわ。
できれば今晩の夢はこの鍋の夢になりますように・・・・
おたまを片手に、らぜはにこやかに笑った。
「おはよう。さっそくだけど、部屋を暗くして朝食にしよう♪」
パーティメンバーたちの顔が引きつっているのも意に介さず。
らぜはせっせと部屋の中を暗くしはじめた。
それから30分後・・・・・部屋の中からは謎な絶叫が聞こえ・・・
宿に泊まっていたほかの旅人達は
事情を知らぬ者は怪訝そうな顔をし、
事情を知る者は自分達がご相伴に預からなかった幸運を神に感謝した。
八人目のお題「予感」 153 Razels Volciena
それは過去の不幸な記憶
はっとして飛び起きる。
全身に冷や汗をかいている。
もう何度こういう夜を過ごしたことだろう。
だが、凄惨な過去は記憶からなくなってくれない。
この肌と髪の色が元に戻らないように・・・・
もう眠るつもりはなかった。
らぜはベッドから降りると同行者達を起こさないようにそっと部屋から抜け出した。
外に出たとき予感がした。
こういう唐突な予感は当たりやすい。
少し気分がよくなった。
───────今日はきっと素敵な闇鍋が出来そう。
パーティメンバーが起きる頃にはすっかりあたりには怪しげな匂い。
美味そうなのか美味くなさそうなのかよくわからない。
まさしく闇鍋中の闇鍋。
こんな素敵な鍋が作れたんだから、悪夢で飛び起きるのもたまには悪くないわね。
でも・・・・もう少しいい夢が見たいわ。
できれば今晩の夢はこの鍋の夢になりますように・・・・
おたまを片手に、らぜはにこやかに笑った。
「おはよう。さっそくだけど、部屋を暗くして朝食にしよう♪」
パーティメンバーたちの顔が引きつっているのも意に介さず。
らぜはせっせと部屋の中を暗くしはじめた。
それから30分後・・・・・部屋の中からは謎な絶叫が聞こえ・・・
宿に泊まっていたほかの旅人達は
事情を知らぬ者は怪訝そうな顔をし、
事情を知る者は自分達がご相伴に預からなかった幸運を神に感謝した。
八人目のお題「予感」 153 Razels Volciena
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