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18thday
シャルロット。
カーナルドの妻だと名乗ったアンデッド。
この遺跡の中にカーナルドという名も亡き英雄の霊がいるのだろうか?
何かを無性に欲していたあのアンデッドを燃やすべく、俺は彼女に炎上を付与した。
「ロースト!!」
俺の翼から炎が燃え移る。
彼女の体はたちまち炎上し始めた。
「カーナルド・・・カーナルド・・・迎えに来て・・・くれる?」
哀しい声。
哀しい彼女。
だが・・・・
カーナルドの妻だと名乗ったアンデッド。
この遺跡の中にカーナルドという名も亡き英雄の霊がいるのだろうか?
何かを無性に欲していたあのアンデッドを燃やすべく、俺は彼女に炎上を付与した。
「ロースト!!」
俺の翼から炎が燃え移る。
彼女の体はたちまち炎上し始めた。
「カーナルド・・・カーナルド・・・迎えに来て・・・くれる?」
哀しい声。
哀しい彼女。
だが・・・・
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17thday
「で?俺がなんて答えると思っているんだ?」
「・・・・・・・そんな応え方をしておいて・・・肯定な訳ないわね。」
「さすが。俺のことなら何でもよくわかるんだな。」
「わかりたくなくても、なんとなくわかっちゃうほど強く共鳴したから守護精霊に選んだんでしょ?」
「まぁな。」
16thday
まさか・・・・・・・
だが、見間違いではなかった。
移動していつものように合流したあと、すぐそばに居た者達と練習試合をする。
いつものように練習試合をしないかと声をかけたら・・・・
帰ってきた声はいつものメンバー
闇の翼 白虎隊
これで3度目の対戦だ。
確かに気配を探ると、俺たち以外にはこのエリアにほとんど人はいない。
見知らぬ気配は・・・・二人・・・・いや三人だろうか?
正直やりにくい。
だが、仕方ないだろう。
そして、その向こうにいる次回の対峙者・・・
それは
「・・・・ウォルフ?」
─────────違う!
間髪居れずに華煉の声が届く。
そう・・・違う。ただの狼だ。
だが、ウォルフに似たものと戦うのは辛かった。
ウォルフ・・・・・俺の戦友
焔にまかれた俺の友
今も俺は狼を見てはウォルフを思い出してしまう。
昔は人に対して心を開いていなかった。
だから、俺と共にいて、一緒に戦うあの誇り高い狼にどれほど心を預けていたか・・・
俺は知らず物思いにふけってしまった。
だから、気がつかなかった。
はっきりと華煉の声が聞こえたということ、その異質さに。
だが、見間違いではなかった。
移動していつものように合流したあと、すぐそばに居た者達と練習試合をする。
いつものように練習試合をしないかと声をかけたら・・・・
帰ってきた声はいつものメンバー
闇の翼 白虎隊
これで3度目の対戦だ。
確かに気配を探ると、俺たち以外にはこのエリアにほとんど人はいない。
見知らぬ気配は・・・・二人・・・・いや三人だろうか?
正直やりにくい。
だが、仕方ないだろう。
そして、その向こうにいる次回の対峙者・・・
それは
「・・・・ウォルフ?」
─────────違う!
間髪居れずに華煉の声が届く。
そう・・・違う。ただの狼だ。
だが、ウォルフに似たものと戦うのは辛かった。
ウォルフ・・・・・俺の戦友
焔にまかれた俺の友
今も俺は狼を見てはウォルフを思い出してしまう。
昔は人に対して心を開いていなかった。
だから、俺と共にいて、一緒に戦うあの誇り高い狼にどれほど心を預けていたか・・・
俺は知らず物思いにふけってしまった。
だから、気がつかなかった。
はっきりと華煉の声が聞こえたということ、その異質さに。
15thday
遺跡外で料理を済ませ、再び遺跡の中にもぐる。
いよいよ宝玉が全容を見せ始めた。
今まで俺たちがもぐっていた外回りのルートを捨てて、内へ内へと進行する。
久しぶりにこの遺跡に来て最初にマークした魔法陣をくぐり、森を抜けて再び平原へ。
俺は少し早めについたらしい。
平原にて休息を取る。
ほんの短い時間だが空を飛んで森を抜けた俺と違い、皆は森を越えるのに少し時間がかかるだろう。
もっとも羽を持つ龍族の少女はどうやら俺とほぼ同時にこのエリアについたようだが・・・。
気配は感じるが、姿を見ることはできない。
いよいよ宝玉が全容を見せ始めた。
今まで俺たちがもぐっていた外回りのルートを捨てて、内へ内へと進行する。
久しぶりにこの遺跡に来て最初にマークした魔法陣をくぐり、森を抜けて再び平原へ。
俺は少し早めについたらしい。
平原にて休息を取る。
ほんの短い時間だが空を飛んで森を抜けた俺と違い、皆は森を越えるのに少し時間がかかるだろう。
もっとも羽を持つ龍族の少女はどうやら俺とほぼ同時にこのエリアについたようだが・・・。
気配は感じるが、姿を見ることはできない。
14thday
「ちゃんとエプロン用意してきたか?」
突然開かれた料理教室
元はといえば一夜に教える約束をしたからだが・・・・。
せっかくだからメンバー全員招待して大鍋でカレーを作ることにした。
おっと、カレーだからと言って舐めるなよ。
最初に一夜に指定した時刻から1時間後に女性陣
3時間後男性陣に集まるように他のメンバーには言ってある。
突然開かれた料理教室
元はといえば一夜に教える約束をしたからだが・・・・。
せっかくだからメンバー全員招待して大鍋でカレーを作ることにした。
おっと、カレーだからと言って舐めるなよ。
最初に一夜に指定した時刻から1時間後に女性陣
3時間後男性陣に集まるように他のメンバーには言ってある。
13th day
闇の翼メンバーとの練習試合連戦。
なかなか勉強になった。
少しずつ遺跡の中が明らかになっていく。
早い者はもう地下二階にたどり着いたようだ。
宝玉の守護者の力も気になるところ。
だが、遠くを見る前に近くを見なければ・・・。
カリム
謎な少年。赤い髪、たれ目・・・派手な衣装
自分の役は隠者だと言っていた。
魔王のように最初から現れたりはしないとも。最後においしいところを持っていくとも言っていた。
小隊は第14小隊と名乗った。
守護者は7人
宝玉も7個
小隊は・・・・少なくとも14・・・・
だめだ。まだわからないことが多すぎる。
そういえば歩行雑草に追われていた少年。
この遺跡に入って最初にあった者。
彼もどこから来て、どこへ消えていったのか。
彼は小隊のことを知っていた。
こんな遺跡の奥まで1人で入り込んだというのだろうか・・・・
彼の話を思い出してみる。
「あ、この本はねー・・・守護者様の物語のひとつ!英雄が女神様や幸星様に助けられて悪い魔王を倒すんだ!」
「幸星様はいつも元気で英雄達を応援してくれるんだ!一番好きな守護者様♪でも隠者は変な奴で小賢しいことばっかり・・・嫌い!魔王はー・・・」
「・・・物語はいくつもあるけど、守護者様の登場する順番は決まってるんだよ?英雄は絶対最初に出てくるし、熱血野郎や幸星様は物語の途中で出てくるの。それでー・・・」
「・・・でも聖人さんだけはいつも物語に入ってこないで物語の書き手とか読み手。他の六人をただ見てるだけみたいなー・・・」
最初は英雄オリフェンドール
熱血ガリバーヴォルク、幸星メディルサーカスは途中で出てくる。
女神ラヴナオリティス達に助けられて魔王エリエスヴィエラを倒す。
聖人はただ見守るだけ。
「隠者は変で小賢しいか・・・・・」
カリムと妙にかぶる。
自分の小隊の兵を倒した者に笑顔を見せ、いってらっしゃいと見送る。
嫌な笑顔・・・
隠者マルクスバレッジ・・・一般にはまじめな紳士として語られる。
だが、この遺跡では小賢しいと・・。
何か作り物めいた感じを受ける。
世界中に送られた招待状。
島の中の不思議な遺跡。
不思議な少年
そして・・・・・カリム
俺たちは誰かの掌の上で踊らされている・・
おそらくそれはこの島に居るもの、みんなが感じているはずだ。
俺は考え込んでいた。後ろに誰かが来ていることにも気づかないほどに。
「マナ」
急に声をかけられて振り返った。
そこには・・・
なかなか勉強になった。
少しずつ遺跡の中が明らかになっていく。
早い者はもう地下二階にたどり着いたようだ。
宝玉の守護者の力も気になるところ。
だが、遠くを見る前に近くを見なければ・・・。
カリム
謎な少年。赤い髪、たれ目・・・派手な衣装
自分の役は隠者だと言っていた。
魔王のように最初から現れたりはしないとも。最後においしいところを持っていくとも言っていた。
小隊は第14小隊と名乗った。
守護者は7人
宝玉も7個
小隊は・・・・少なくとも14・・・・
だめだ。まだわからないことが多すぎる。
そういえば歩行雑草に追われていた少年。
この遺跡に入って最初にあった者。
彼もどこから来て、どこへ消えていったのか。
彼は小隊のことを知っていた。
こんな遺跡の奥まで1人で入り込んだというのだろうか・・・・
彼の話を思い出してみる。
「あ、この本はねー・・・守護者様の物語のひとつ!英雄が女神様や幸星様に助けられて悪い魔王を倒すんだ!」
「幸星様はいつも元気で英雄達を応援してくれるんだ!一番好きな守護者様♪でも隠者は変な奴で小賢しいことばっかり・・・嫌い!魔王はー・・・」
「・・・物語はいくつもあるけど、守護者様の登場する順番は決まってるんだよ?英雄は絶対最初に出てくるし、熱血野郎や幸星様は物語の途中で出てくるの。それでー・・・」
「・・・でも聖人さんだけはいつも物語に入ってこないで物語の書き手とか読み手。他の六人をただ見てるだけみたいなー・・・」
最初は英雄オリフェンドール
熱血ガリバーヴォルク、幸星メディルサーカスは途中で出てくる。
女神ラヴナオリティス達に助けられて魔王エリエスヴィエラを倒す。
聖人はただ見守るだけ。
「隠者は変で小賢しいか・・・・・」
カリムと妙にかぶる。
自分の小隊の兵を倒した者に笑顔を見せ、いってらっしゃいと見送る。
嫌な笑顔・・・
隠者マルクスバレッジ・・・一般にはまじめな紳士として語られる。
だが、この遺跡では小賢しいと・・。
何か作り物めいた感じを受ける。
世界中に送られた招待状。
島の中の不思議な遺跡。
不思議な少年
そして・・・・・カリム
俺たちは誰かの掌の上で踊らされている・・
おそらくそれはこの島に居るもの、みんなが感じているはずだ。
俺は考え込んでいた。後ろに誰かが来ていることにも気づかないほどに。
「マナ」
急に声をかけられて振り返った。
そこには・・・
12th day
最近、一夜やシヴェルと一緒に闘技大会に出ている。
はじめて他の前衛と組んだわけだが・・・剣の技に大技が多いことにようやく気づいた。
いや・・・剣以外持つ気がなく、調べる気すらなかったので気づくのが遅れたわけだが・・・
大技だけに何度も放つことはできない。
となると
技を放ったら確実に当てるか、
それとも技以外の通常時の攻撃をクリティカルであげていくか・・・・そこが鍵だ。
今の俺では補助となるスキルもこれといったものがなく、正直言うとベアのクリティカルアップなどがうらやましくなっている。
どうも思考がマイナスのスパイラルに入っているようだ。
人のスキルをうらやましく思うことなどないはずで、俺は強い武器で大技を確実に決めていけばいいはずだ。
そろそろトーキチローが魔術を修得してくれる。
今はトーキチローが魅縛して敵の動きを封じてくれて、そこを俺とベアで叩いているが、
そのうちトーキチローが魔法火力に、ベアが足止め役に、俺が物理火力になっていくだろう。
命中率を上げること。それが俺の最大の課題であるはずだ。
クリティカルはその次だ。
俺は四方を見渡すと遺跡の一部で切り株がちょうど机と椅子のようになっている場所を見つけた。
おそらく先人がここでビバークしたのだろう。
俺は切り株に腰を下ろすと、剣の秘伝書を久々に取り出して、命中をあげる策を考え始めた。
はじめて他の前衛と組んだわけだが・・・剣の技に大技が多いことにようやく気づいた。
いや・・・剣以外持つ気がなく、調べる気すらなかったので気づくのが遅れたわけだが・・・
大技だけに何度も放つことはできない。
となると
技を放ったら確実に当てるか、
それとも技以外の通常時の攻撃をクリティカルであげていくか・・・・そこが鍵だ。
今の俺では補助となるスキルもこれといったものがなく、正直言うとベアのクリティカルアップなどがうらやましくなっている。
どうも思考がマイナスのスパイラルに入っているようだ。
人のスキルをうらやましく思うことなどないはずで、俺は強い武器で大技を確実に決めていけばいいはずだ。
そろそろトーキチローが魔術を修得してくれる。
今はトーキチローが魅縛して敵の動きを封じてくれて、そこを俺とベアで叩いているが、
そのうちトーキチローが魔法火力に、ベアが足止め役に、俺が物理火力になっていくだろう。
命中率を上げること。それが俺の最大の課題であるはずだ。
クリティカルはその次だ。
俺は四方を見渡すと遺跡の一部で切り株がちょうど机と椅子のようになっている場所を見つけた。
おそらく先人がここでビバークしたのだろう。
俺は切り株に腰を下ろすと、剣の秘伝書を久々に取り出して、命中をあげる策を考え始めた。