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37thday
・・・・・・・・・・・・・・なぜ?
(この日の華煉の日記はこれだけで終わっている)
(はじめてモンスターと対峙し、敵意を向けられて言葉が出ないようだ)
(マナの手記はこの日の部分が丸々破り捨てられている)
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36thday
だから大したことない、簡単と思っていたのに。
体ってこんなに重いものだったの?
意識するだけで跳べたのに、今は翼の力を借りて飛べるだけ。
剣が重い。
マナは簡単に振るっていたのに。
それでもやらないといけない。
宝玉を手に入れないといけないから。
まだ文字もうまく書けない。
(マナを見ていたから文字自体はわかっているけど、ペンの書き心地に慣れないし、紙を燃やしてしまいそうになる)
だけどマナは時々この島のことを書き残していたから、私も書き残していかなきゃ。
この島に来て35日目の探索日に・・・・私は生まれた。
35th day Emergence
湖のほとりの小さな小屋
少し前にここから華煉とマナは灯明祭を眺めていた。
そして、焔を囲んで二人だけで灯明祭をして神に祈りを奉げた。
だが・・・・・あの頃はこんな日が来ることを予想していなかった。
あの小さな小屋の目の前で、あの時とは比べものにならない焔が燃え上がっている。
遺跡内で魔法陣を踏んでそのままこの小屋まで焔は飛んできた。
マナの体を燃やし続ける焔。
闇の翼の面々が心配そうに見つめている。
「あつっ!」
焔がまた勢いを増した。
舞華と一夜が慌てて跳び退る。
ベアに飛び火した炎をシクが慌ててかき消す。
無言でそれを見ていた常闇の召喚士は魔石を封じた杖を掲げる。
サモン・ミニドラゴン!!
召喚されたミニドラゴンが壁となって炎をさえぎる。
あたりに炎が散って炎上した気がするが、この業火の中ではたいしたことではない。
ドラゴンの固い皮膚が炎を閉ざす壁となる。
シヴェルは呼び出したドラゴンの頭を撫でながら、また燃え上がる炎を見つめていた。
その中にあって、たった一人、炎をなんとも思わない者。
ハーカが焔を眺めていた。
「マナ、動いた?」
ぴくっ
マナの腕が確かに少し動いた。
マナのまぶたがぴく、ぴくっと動く。
腕が少し上がる。
上体を起こす。
だが・・・・・・何かが違う。
「・・・は・・・・・はぁ・・・・・ふっ・・・・・」
苦しげな声はマナより少し高い声
顔が上を向く。
・・・・パサッ・・・
たなびいた長い髪
起こされた上体は肩が細く・・・・丸みを帯びて・・・・
「・・・あ・・・・ぐっ・・・けほっ」
少し俯いて苦しげに咳き込むたびに細い肩が、長い髪が揺れる。
腕に長い髪がかかる。
激しく燃える焔の中。
苦しげにしているあれは・・・・誰?
「あぁ・・・・あ・・・・・あ・・・はぁ・・・・はふ・・・・」
翼は変わらない。
燃えるような美しい翼。
焔に映える茶色い肌も変わらない。
だけど・・・・・あぁ・・・・・だけど・・・・・あれは・・・・・あれはマナじゃない。
「あ・・・・あああ・・・・くっ・・・あああああ」
焔が舞散る。
翼が広がり、炎の中にその身が浮かぶ。
マナの服は跡形も残っていない。
一糸纏わぬその姿。
マナの気配も何一つ残っていない。
「あ・・・あああ・・・・はぁ・・・・・あ・・・・マ・・・・ナ・・?」
固唾を呑んで皆が見守る中・・・・かすかに女性の声が響いた。
燃えさかる炎は・・・・・次第に女性の姿を形作ろうとしていた。
少し前にここから華煉とマナは灯明祭を眺めていた。
そして、焔を囲んで二人だけで灯明祭をして神に祈りを奉げた。
だが・・・・・あの頃はこんな日が来ることを予想していなかった。
あの小さな小屋の目の前で、あの時とは比べものにならない焔が燃え上がっている。
遺跡内で魔法陣を踏んでそのままこの小屋まで焔は飛んできた。
マナの体を燃やし続ける焔。
闇の翼の面々が心配そうに見つめている。
「あつっ!」
焔がまた勢いを増した。
舞華と一夜が慌てて跳び退る。
ベアに飛び火した炎をシクが慌ててかき消す。
無言でそれを見ていた常闇の召喚士は魔石を封じた杖を掲げる。
サモン・ミニドラゴン!!
召喚されたミニドラゴンが壁となって炎をさえぎる。
あたりに炎が散って炎上した気がするが、この業火の中ではたいしたことではない。
ドラゴンの固い皮膚が炎を閉ざす壁となる。
シヴェルは呼び出したドラゴンの頭を撫でながら、また燃え上がる炎を見つめていた。
その中にあって、たった一人、炎をなんとも思わない者。
ハーカが焔を眺めていた。
「マナ、動いた?」
ぴくっ
マナの腕が確かに少し動いた。
マナのまぶたがぴく、ぴくっと動く。
腕が少し上がる。
上体を起こす。
だが・・・・・・何かが違う。
「・・・は・・・・・はぁ・・・・・ふっ・・・・・」
苦しげな声はマナより少し高い声
顔が上を向く。
・・・・パサッ・・・
たなびいた長い髪
起こされた上体は肩が細く・・・・丸みを帯びて・・・・
「・・・あ・・・・ぐっ・・・けほっ」
少し俯いて苦しげに咳き込むたびに細い肩が、長い髪が揺れる。
腕に長い髪がかかる。
激しく燃える焔の中。
苦しげにしているあれは・・・・誰?
「あぁ・・・・あ・・・・・あ・・・はぁ・・・・はふ・・・・」
翼は変わらない。
燃えるような美しい翼。
焔に映える茶色い肌も変わらない。
だけど・・・・・あぁ・・・・・だけど・・・・・あれは・・・・・あれはマナじゃない。
「あ・・・・あああ・・・・くっ・・・あああああ」
焔が舞散る。
翼が広がり、炎の中にその身が浮かぶ。
マナの服は跡形も残っていない。
一糸纏わぬその姿。
マナの気配も何一つ残っていない。
「あ・・・あああ・・・・はぁ・・・・・あ・・・・マ・・・・ナ・・?」
固唾を呑んで皆が見守る中・・・・かすかに女性の声が響いた。
燃えさかる炎は・・・・・次第に女性の姿を形作ろうとしていた。
34th day ~Bad Ending?~
「精が出るのぉ・・・・じゃが、儂がここに居るのにすら、お主、気づいておらんようじゃの。ほっほっほ。」
不意に背後から声をかけられて華煉は驚きと共に振り返る。
「清蘭様!」
そして、直ちに焔を呼び出し、臨戦態勢を取る。
相手は少し前に自分とマナを引き離そうとした張本人だ。
ご丁寧に時限爆弾まで置いていってくれた。
油断の出来る相手ではない。
だが・・・・
「お主・・・・そこまで力が落ちておったか・・・・」
華煉の姿を見て、清蘭はため息と共につぶやくだけだった。
そう・・・華煉の呼んだ焔は確かに勢いよく火の粉を舞い上げたが、華煉の全身とその周囲を包み込むのみ。
本来の焔霊の力であればこの空間のすべてを火で包み込むことも可能なのに。
「じゃから、こんな些細なことにも気づかぬのよ。」
そういって清蘭は指をパチリと鳴らす。
不意に背後から声をかけられて華煉は驚きと共に振り返る。
「清蘭様!」
そして、直ちに焔を呼び出し、臨戦態勢を取る。
相手は少し前に自分とマナを引き離そうとした張本人だ。
ご丁寧に時限爆弾まで置いていってくれた。
油断の出来る相手ではない。
だが・・・・
「お主・・・・そこまで力が落ちておったか・・・・」
華煉の姿を見て、清蘭はため息と共につぶやくだけだった。
そう・・・華煉の呼んだ焔は確かに勢いよく火の粉を舞い上げたが、華煉の全身とその周囲を包み込むのみ。
本来の焔霊の力であればこの空間のすべてを火で包み込むことも可能なのに。
「じゃから、こんな些細なことにも気づかぬのよ。」
そういって清蘭は指をパチリと鳴らす。
33日目
32thday
日記の前に言い訳。
最初はもっと狂気に満ちてました。
が、ちょっと展開早すぎだろ・・・・と思って狂気をとったら、PLが発狂しそうな文章になってました。
夜中の2時ぐらいにぼけっとして書くとろくなことがない。
ってか自分で自分の結果直視できないってどういうことだ。
(要するに・・・や・り・す・ぎ・た)
このあとに文章コミュイベントで落差ありまくりの文書書くんだぜ。
文章コミュイベント 『バレンタイン大作戦~三倍返しは忘れずに~』
第1弾 チョコくれアピール
第33回更新 2月第1週(2月4日の更新時)
・・・・・・・・え?この日記の後にチョコくれアピールですか。そうですか。
さて、どうひねり出そうかな。
やりすぎるといろいろ大変だね☆